みんなで持続可能な地域社会の実現を! 「SDGs未来都市」選定市による“アクションブック”サイトが完成
2024.10.08
のべおかSDGsポータルサイト
クライアント
宮崎県延岡市企画部企画課 様
サイト制作の概要
SDGsを「自分ごと」として捉え行動するきっかけに
2023年5月、延岡市は宮崎県内で初めて内閣府の「SDGs未来都市」に選ばれ、さらに「自治体SDGsモデル事業」にも九州で唯一選定されました。このことを契機に、持続可能な地域社会の実現を目指す拠点として、本Webサイトを開設しました。
企業や団体、市民のSDGsに関する取り組みや、市からのお知らせ・イベント情報を発信するほか、個々のユーザーがSDGsを「自分ごと」として捉え、行動に移すためのきっかけを提供するプラットフォームとして活用できるよう構築。ユーザーが自らアクションを起こし、地域社会の持続可能性に貢献できる仕組みを整えました。
検索機能を備え、求める情報にいち早く到達
SDGs活動に取り組む企業や団体「SDGsパートナー」の基本情報や活動内容を探すための検索機能を実装。企業や団体がこれからの活動の参考にできる情報を見つけやすくなっています。
また、目的の情報にたどり着きやすいだけでなく、ユーザーが関心を持ったタイミングで次のアクションを起こしやすいよう、導線の整備も行いました。
SDGsをより身近に感じ、インタラクティブに楽しめるコンテンツを提供
SDGsへの関心を高めるためのユーザーエクスペリエンスを考慮した「仕組み」を設置しました。SDGsに関する取り組み事例や写真をユーザー自身が投稿でき、それを閲覧したユーザーもリアクションを通じて参加できる、インタラクティブに楽しめるコンテンツを提供しています。
さらに、延岡市ではリアクションをスコア化し、たまったスコアに応じてキャンペーンを企画する予定です。このように、サイトの枠を超えたさまざまな方法でSDGsの取り組みを広げるきっかけを作り出しています。
親しみやすく、直感的に操作しやすいデザイン
延岡市をテーマにした手描きイラストやSDGsの17色カラーを使用し、のべおかの「の」をモチーフにしたロゴマークやキャラクターをサイト全体に散りばめています。操作性を必要とする箇所はシンプルに、文字を見やすくデザイン。幅広い世代にとってわかりやすく、魅力的なサイトを目指しました。
制作スタッフの声
参加のハードルを下げ、みんながひとつの目標を持てるサイトに
のべおかSDGsポータルサイトには、「みんなのSDGsスコア」という指標があります。これは延岡市・市民・企業の誰かがSDGsに関するアクションを実行したときに加算されるもので、皆さんの取り組みによってどんどん増えていきます。
アクションといっても決して難しいことはなく、誰かの取り組みに「へぇ!」と反応するだけでもOK。SDGsについて考えてみるだけでも、ちゃんと意味がある。そんなマインドで、参加のハードルをとにかく下げる設計にしました。皆さんが気軽に楽しく見られるサイトになっていたらうれしいです。
リリース後の反応
登録情報が増えるにつれ、アクセス数も増加
2024年6月初旬のオープンから約4ヶ月が経ち、9月末の時点でSDGsヒントは約50件、SDGsパートナー企業は20社を超えました。どちらもスタート時点から2倍以上の数値です。アクセス数も順調に伸びてきており、これからさらに大きな成長が期待されます。
また、延岡市では一部の学校でも本サイトを活用いただいています。皆さんにとって身近で役立つ場所として、楽しく学べる場所として、長く続いてほしいと思います。