百聞一見

コアラは、この度、日本インターネット報道協会へ加盟いたしました。

これってとってもうれしいけど、身が引き締まる思い!

 日本インターネット報道協会は、2008年8月1日に設立され、民主党政権にて外務省や総務省の記者会見オープン化に沿って注目されましたよね。
なぜって、その記者会見場に入場できる条件として、(インターネットの報道者は)“日本インターネット報道協会に加盟していること”(2009年9月)ということだったんです。

 ということで、コアラも加盟申込みしましたが、全国から協会加盟申込みが殺到したとか。。。
協会側では、何しろ、きちんと専属の事務スタッフが整っている団体ということではないらしくたいへん困惑されたようですが、しばらく立って、申請書を書いてください、と、連絡ありました。
そこで、加盟基準を改めて読むこととなり、「なるほど!」と、感じ入ったのは以下の点。

 ここでいう「報道事業」とは、一定の中立性、信頼性を担保した上で、取材を通じて得た情報や時事問題に対する分析、論説などを記事やリポート、番組などの形で不特定多数の受け手に対して提供する事業を指す。


つまり、取材するだけでなく、独自の視点を加えて発信する、という所がポイントのようです。
 考えてみれば、コアラは1985年の発足当時からレポートをよくしたものでしたね。
かつ、単なる事実の通知だけでは面白くない、取材者の個人的視点があることこそ読みたいレポートだ、また、その取材者の顔が見える(どのような人か)わ かることで、読者側でその記事を判断するようになる、、、、だから、実名(かつ、顔写真入り)でレポートを続けたもんです。

そして、1996年頃から動画での取材やレポートも行うようになり、ついには、日本初(と思います!)インターネット動画放送専用の、クロマキーまで持った、かつ防音室のスタジオまで持ってしまった。(^^;)




(海外から取材が来たスタジオ)
 そこには、多くのインターネット先駆者達がこられて、自らの夢やインターネットの未来をカメラの前で話してくれたり、、、いや、コアラユーザーや市民の皆さんが、自ら定期放送を行ったりもしましたね。

そこらが評価されて、日韓首脳会談の記者会見に既存のメディアに混じって取材できたことは革命的だったかも。(平成9年1月25日)
当時は、そういえば、「インターネットライフ」というネット専門誌を出してたこともあったですね。

しかし、時代が代わり、コアラはボランティア運営から経済的に自立型の運営、すなわち株式会社に変わり(2000年)、新しく福岡の天神で“メディア”たらん、として模索します。
 
  その面白い試みとして“天神エスプレッソ”があります。
これは、電子動画新聞であり、西日本新聞の記者経験ある方々にご指導いただいて、女性陣が主体的に活躍した動画新聞としてかなり注目を集めました。

それとか、COARAーTVと称して、動画を作り続けたこともあったし。
(あ、その前に、大分でワールドカップの取材を積極的に行った時期もあったな。)

そんな動画サイトの取り組みで、YouTubeではパートナーサイトとして認知されるほどに。
 あ、しかし、決して動画だけではないです。
独自の視点としては、百聞一見システムで延々(とぎれとぎれで10年以上)続いているレポートの方がいろいろとあったかも。

加盟申請書には、その例として、
「“九州観光推進機構”が発足」
「ジオメディアサミット」
「スウェーデンモデル」
等を送りました。

 さらには、昨今は、湯布院観光経済新聞を出していますね。
これは、元、由布市の市会議員で劇団俳優でもある太田さんが頑張って取材してくれている。

そして、6月中には、コアラの天神にUstream専用スタジオが開設されます。
(今回もクロマキーなどありますし、ハイビジョン画面ですよ!)

ということで、いろいろと紆余曲折を経ながら、ある意味、インターネットの黎明期からの技術にあわせて地方でのインターネット報道を、経済的な自立を考えながら模索し続けているような。。。
 その背中を、ぽ~ん、と、押してくれるような日本インターネット報道協会へ加盟の許可。

うーん、身を引き締めて、改めてインターネット報道をコアラとして考え取り組まねばならないですね。


 皆さん、知恵貸してください、応援してください、レポーターになってくださ~い。
よろしくお願いしま~す。

※ 掲載内容はコンテンツ制作当時の情報です。

PAGE TOP