1985年、大分県地域経済情報センターに誕生した任意団体「大分パソコン通信アマチュア研究協会(COARA)」は「ニューCOARA」「株式会社コアラ」とスタイルを変えながら、情報通信で地域を楽しく活性化する事業を続けてきました。
時代をリードした活動の軌跡を振り返ると、コアラがさまざまなチャレンジを通して「地方からの技術革新」「いち個人が主人公になれる情報発信」という新しい価値観を体現したことが見えてきます。
1985年、大分県地域経済情報センターに誕生した任意団体「大分パソコン通信アマチュア研究協会(COARA)」は「ニューCOARA」「株式会社コアラ」とスタイルを変えながら、情報通信で地域を楽しく活性化する事業を続けてきました。
時代をリードした活動の軌跡を振り返ると、コアラがさまざまなチャレンジを通して「地方からの技術革新」「いち個人が主人公になれる情報発信」という新しい価値観を体現したことが見えてきます。
デジタルマーケティング
ネットワーク接続
コンテンツ制作
映像配信
オウンドメディア
1985.04
1985.05
平松守彦大分県知事(当時)の一村一品運動に呼応した情報化版地域興しとして、後藤国利会長、尾野徹事務局長を中心に任意団体大分パソコン通信アマチュア研究協会(Coara:Computer communication of Oita Amateur Research Association)が発足。コアラ事務局は大分県地域経済情報センター内に設置された。
1985.06
PC-9801Eをホストコンピュータとして、電話1回線で実験システム始動
1985.11
電子会議システムにおいてユーザーが交流を楽しむ会議室を開設。
1986.08
日本語電子会議システムを富士通と共同で開発。FM16βをホストに、回線を4回線に増強するとともに、パケット通信(DDX)にも対応。
1987.02
市民開放・参加型団体となったことから多くの会員が参加したオフライン会合。永年にわたって定期開催した「コアラナイト」の原型となった。
1987.07
回線数を8回線に増強。国内最大級の地域ネットワークとなる。
1989.11
ふるさと創生資金を活用し、国内初となるパケット通信による“情報道路”を整備。大分県内どこからでも市内電話料金でパソコン通信が可能となった。
1989.11
1990.03
「未来のネットワーク社会」の実現に向け、さまざまな課題を議論する全員参加型の国際会議として開催。1992年以降は、別府湾会議に改称。
1991.08
1992.02
1993.03
ハイパーネットワーク社会研究所調査委員会報告書を答申。郵政省(現総務省)、 通商産業省(現経済産業省)の許可を得て、財団法人として設立。
1993.04
会員数が2,000人に達したことを機に、運営をより専門的・先進的に運営が行えるよう、運営委員会を設け、同委員会がコアラ会員と利用契約を結ぶ形態に改組。
1993.11
1994.01
1994.03
1994.05
情報化版地域おこしから始まったコアラの活動をドキュメンタリーとして出版した。著者は尾野事務局長。平松知事より序文を寄稿いただいた。
1994.06
NTTの共同研究者公募に応じ、安価で常時接続可能なインターネットによる地域社会発展の構想を提案。
1994.07
東京以外では、国内初となるインターネット接続サービス(ダイヤルアップIP接続サービス)を開始。
1994.07
コアラ会員へサーバースペースを提供。個人向け情報発信サービスの草分けとなる。
1994.07
1994.08
富士通InfoWebと直接接続することで、国内初となるパソコン通信会員向けインターネットサービスを提供。
1994.10
OBSラジオにおいてラジオ番組を半年間放送。コアラ初期から取り組んだ「バーチャル喫茶店」の発想をラジオへ展開。
1994.12
会員ひとりひとりが自由な発想で画像やテキストデータを日記風に公開できるホームページ「WWW-diary」が受賞。
1995.05
ウェブサイト上の店舗で物品販売やホテル・テーマパーク・銀行などのサービス案内を実施。コアラ会員外の企業からも出店を受けた。
1995.11
インターネット上の英文を機械翻訳するサービス。マウスで英文を指定すると、モザイクなどのブラウザと連動して翻訳できる仕組みで、インターネット接続サービス事業者としては国内初。
1995.11
1996.04
ハッカーにより、約2千人分の会員情報を含むデータが消去された。刑事事件となるハッカー被害としては、国内初。
1996.04
ラジオ番組「café coara」をインターネットで映像配信した。毎週月曜日の19:30から放送。
1996.07
全国規模の超高速通信ネットワークを利用した広域利用実験であり、企業、大学、公的研究機関等とNTTが共同で実施し、本成果に基づき、OCNサービスが開始された。
1996.07
「一村一品バーチャルショップ」上でカード決済が可能となるサービス(住友クレジットと提携)を開始。任意の企業が参加できるものとしては、国内初のECシステム。
1996.08
大分ケーブルテレビ放送(OCT)との共同で、県外のCATVが制作した地域番組をインターネット上で放映。
1996.08
尾野徹事務局長によるエッセイを毎週水曜日、22回にわたり西日本新聞に掲載。初回は「安全神話が崩れた日」と題して、1996年4月に発生し、ハッカー被害としては、国内発の刑事事件となった当社データ消失について発信した。
1996.12
1997.03
マハティール・マレーシア首相ほかアジアの政治・経済のリーダーを招いて開催された国際フォーラムin九州・福岡の様子をTV会議システムとコアラの配信システムを連携し、全世界へインターネット生中継。
1997.09
1998.04
ネット通販ショップの広告を電子メールで配信するサービス。コアラ会員など約7,000名へ月2回配信。
1998.09
福岡県内にある飲食店や企業の情報に特化したキーワード検索サービス。
1998.10
第17回国民文化祭「おおいた98」において、ハイパーネットワーク研究所・コアラ協業で実施。一般向けの電子マネー実験としては、国内初。
1999.02
1999.03
利用者は、データベースに登録されている約53万件の有害なホームページが閲覧できなくなる。ISPのサービスとしては、国内初。
2000.01
コンテンツ開発と人材育成を目的にコアラ会員を対象とした奨学制度や、インターネットコンテンツ発表の場の提供などを行った。
2000.06
ニューCOARAから事業を移管。ニューCOARA事務局の尾野徹が代表取締役に就任。
2000.11
大分市に続いて福岡市でもサービスを実施。福岡都市圏の高度情報化の一端となる。
2000.12
2000.12
通信分野での新しい事業展開を評価され、九州では、初の認定。
2001.05
インターネットコンテンツ需要の高まりから、商業施設や自治体の公式サイト制作運営業務を開始。第1号案件はキャナルシティ博多。
2001.07
九州各県の主要都市へADSLサービスを拡大することを目的にADSLの共同利用等に関する業務提携を実施。
2001.11
2002.05
RKB毎日放送の委託を受けて、日本プロ野球史上初となる海外での公式戦「福岡ダイエーホークスin台湾」をインターネットでライブ配信した。
2003.07
撮影した映像をインターネットにアップロードするとともに、CDに保存することが可能な専用機器をテクニカル電子株式会社、ビーコールビー社(韓国)と共同で開発。
2003.08
2003.12
「福岡音楽ポータルサイト」に地域コンテンツ配信のための統合環境が採用されたことを機に、同システムの販売を開始。
2004.02
写真から作成した似顔絵を利用して自分だけのオリジナルアバターを作成できるサービス。
2004.02
2004.07
大分市において開催された「観光、IT、女性」をキーワードとしたシンポジウムに女性社員がスピーカーとして参加し、コアラの事業例を紹介した。
2004.12
観光地や旅館組合で運用できる宿予約システムを開発。湯布院温泉旅館組合のホームページで第1号を運用開始。
2005.02
2005.12
戦略的なウェブサイト制作運営の需要に呼応し、データ解析業務を開始。第1号案件は「クロスロードふくおか」。
2006.06
2007.01
2008.08
CO2削減の取り組みである「カーボンオフセット」の認定を受けたサーバーにてホームページ・サーバー運用サービスを提供。
2010.09
当社制作の大分市子育て支援サイト「naana」が「SNS部門」で、熊本県観光サイト「なごみ紀行」が「観光部門」で、「優秀賞」を受賞。
2010.10
2011.07
毎日コミュニケーションズが開催した「マイコミ スマートフォンアワード2011」において、当社制作の「武雄市MY図書館」が大賞及びソリューション活用部門の最優秀賞を受賞。
2011.06
2011.12
NTT大分府内局に設置され、約12年間稼働した装置を停止。装置はコアラの事業所において展示した後、NTT技術資料館に収蔵された。
2013.06
唐津市、フリービット株式会社、九州大学、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所と共同で「唐津ブランド戦略支援型、防災・減災システム」を提案し受託。 市民・観光客の投稿写真や気象センサー情報を表示する地図サービス等を提供。
2017.09
2018.05
「こどもの日 QTnet将棋Day2018 次世代将棋名人戦」を皮切りに、コアラの撮影技術・映像編集技術とQTnetの情報通信技術のシナジー効果によりライブ配信事業へ進出。
2018.10
中国の四大ポータルサイトを運営する網易(ワンイー)と業務提携を行い、中国ポータルメディア九州情報チャンネルを開設し、中国のインターネットユーザー向けに情報ライブ番組を制作・配信。
2019.04
QTnetのネットワークインフラを中心とした経営基盤と、コアラが培ってきたコンテンツ制作・デジタルマーケティングノウハウ等とのシナジーを発揮し、デジタルプロモーションや観光系Web開発など、新たな価値創出を目指す。
2019.11
業務拡張のため、エルガーラオフィスビルに事務所を移し、合わせて、本社を大分市から福岡市に移転。
2020.04