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国内有数の空港施設にかかわるリニューアル。 全ての利用者の利便性向上を目指し、全社を挙げて臨んだ案件

2022.12.16

福岡空港

クライアント

福岡国際空港株式会社 様

サイト制作の概要

福岡を代表する公共アクセスポイントにふさわしいリニューアルを

福岡空港公式サイトの全面リニューアルは、2020年の国内線ターミナルビルのリニューアル工事完了とタイミングを合わせて実施されました。

福岡空港は市街地に立地し、市営地下鉄も乗り入れている都市型空港で、航空利用の方だけでなく、福岡で生活する多くの方々が日常的に利用するアクセスポイントでもあります。
このことから、クライアントである福岡国際空港株式会社様と協議を重ねた上で、リニューアルの基本方針を以下のように策定しました。
・さまざまな立場のユーザーが求める情報に辿りつきやすく、見やすいサイト構造である
・緊急情報やキャンペーン情報、注意喚起等空港として発信したい情報を分かりやすく表示できる
・「お手伝いが必要な方」がスムーズに空港をご利用いただける
 

必要な情報へ辿りつける導線設計

リニューアル方針を満たすため、航空利用の方、送迎の方、遊びに来られる方など、さまざまなニーズを想定した上で、サイト階層が深かった問題を解消し、低階層で目的ページに辿りつくよう再構成しています。
また「福岡空港を初めてご利用の方へ」コンテンツを、空港ご利用にあたっての最低限の情報およびホームページの目次と位置づけています。
トップページは、閲覧頻度が最も高いフライト情報を最上位に、交通機関検索、航空機予約、観光情報を配置するようご提案しました。
 

機能的なターミナルマップ

また本サイトにおいては、実用性の高いターミナルマップの制作に注力しました。
アイコンを見やすく整理し、トイレやエレベーター・エスカレーター等は常時表示しつつ、「レストラン」「ショップ」「サービス施設」などのボタンクリックで、該当施設をソート表示します。さらに、施設ポイントクリックで写真を表示させ、目的地を探しやすくしています。
さらに平面的な表示だけでなく、ターミナル断面図に主な空港機能を示すことで、お客さまが福岡空港全体をイメージでき、移動しやすいよう工夫しています。
フロアマップのプルダウンでは各階の主な機能を確認いただけます。
 

「お手伝いが必要な方へ」コンテンツの充実

福岡空港をどなたにもスムーズにご利用いただけるように、ユーザーの状況別にお役に立てるサービスをご案内し、空港へお越しいただく前の“安心”と、ご利用に際しての“安全”をご提供するコンテンツとしました。
案内所をお手伝いサービスの集約施設としてご紹介し、各交通機関別の空港到着ポイントから案内所までの導線を写真を用いて示しています。館内施設の案内は、前述のターミナルマップと連動しています。
これらは障がい者の方が福岡空港で動線や施設等を実地検証した上で、コンテンツ全体を監修されました。なお当コンテンツは「JIS X 8341-3:2016」適合レベルAAに準拠しています。
 

制作スタッフの声

当社のターニングポイントとなる最重要案件のひとつ

ターミナルビル施設のリニューアルという大きな事業に合わせたプロジェクトでもあり、クライアント様のサイトリニューアルにかける想いは強く、さまざまなご要望をいただきました。中には実装可能な条件とのすり合わせが難しいこともあり、プロジェクト進行中は最適解を探りながら解決策を都度ご提案していきました。
またサイトリニューアルはコロナ禍発生時期と重なり、想定通りのスケジュール進行が厳しい中での大規模プロジェクトでした。デザイン・システム開発・コンテンツ取材制作・データ登録管理など、全ての面において総力を挙げて臨み、本件を経験したことで、当社のステータスアップにつながったと自負しています。
なにより「福岡空港」という誰もがよく知る案件に関われたことは、企業としての実績のみならず、制作スタッフ一人ひとりが誇れる思い出となりました。
 

プロジェクトマネージャー:菅原

リリース後の反応

リニューアル制作から継続して保守運用を担当

コロナ禍のフェーズが変わり、航空の世界に活気が戻りつつあります。
クライアント様からは機能拡充などのお引き合いをいただいており、引き続きどなたにも使いやすく見やすいサイト、クライアント様がスムーズかつ効果的に情報発信できるサイトの制作運営に努めていきます。
 

WEBグランプリ2021で優秀賞受賞!

本サイトは「WEBグランプリ2022 企業BtoC部門」において優秀賞を受賞しました。
制作にあたりご協力いただいた各関係者様へ厚く御礼申し上げます。

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